人生を変える。ハーバード式幸せの習慣術。(ハーバードの人生を変える授業より)
を読んだことはありますか?
この本はハーバード大学で哲学と心理学を学んだタル・ベン・シャハーさん
という方が書いた本で、ハーバード大学で受け持った授業には1学期あたり約1400名が殺到し『ニューヨーク・タイムズ』や『ボストン・グローブ』紙などにも大きく取り上げられました。
今回は、本書より自己成長を助け、あなたの日々の生活をちょっとよくする方法を
一部ご紹介していきます。
目次
1.感謝する
2.運動をする
3.解釈を変える
4.本当の目標を知る
5.未来から今を眺める
1.感謝する
心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローが行った実験で
被験者は両親でも、友達でもなんでも、毎日、感謝できることを5つ書いてもらう。という実験をしました。
すると効果として何もしなかったグループと比べ、
・幸福感が高くなりポジティブな気分を味わえるようになった。
・意志が強くなり、エネルギッシュで楽観的になった。
・人に対してもっと優しくできるようになり、手伝いを積極的に申し出るようになった
・よく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、身体的な不調も減った。
1日2分から3分の時間でこれだけ多くの効果が得られたのです。
感謝は大切と言いますが、まさに感謝をすることで自分にも良い影響がこれだけあるのですね!また普段からこのワークをいくと今日は何を書こうか、普段から起こる小さないいことに気づくようになります。
2.運動をする
運動の効果というのは様々な研究がありますが人間にとっていいことであることは間違えありません。
デューク大学医学部のマイケル・バビャクらは、うつ病と診断された患者の大半にとって、週3回、1回30分の運動を行うことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果がある。という研究結果を示したそうです。運動の力はすごいですね!
さらに一旦治療を終了した後、薬物治療を行った方と運動治療を行った方では
再発率が薬物治療を行った患者の方が4倍もの確率で高かったそうです!
他の効果としても
・自己評価や思考力、免疫力を高める。
・寿命を伸ばす
・より良い睡眠が得られる
・より良い性生活が行える
・ストレスを減らす
など素晴らしい効果がたくさんあります。
運動は幸せになるための最高の薬でもあるのです。
3.解釈を変える
みなさんは何か嫌な事や不安な事があったらそのまま受け入れてしまってませんか?
例えば面接を受けるときにこの面接で落ちたら俺の人生は終わりだ!とか
振られてしまってもう立ち直れないなど。
人は出来事、そのものに対して反応するというより、その出来事への自分の解釈に反応するものです。
つまり人は自分の解釈によっていいもの悪いものと勝手に判断しているのです。
解釈をする事で感情が生まれて、それが不安や悲しみなどに変わります。
認知治療ではこうした解釈の考え方の歪みを直して
違うものに変えていくという事です。
面接を受けるときにこの面接で落ちたら俺の人生は終わりだ!と考える人は
自ら不安をもたらすような考え方をしていると認識してみるのです。
この考え方を「この仕事は是非つきたいけれども他にもいい職はある」と
いう考え方に置き換え、解釈しなおすわけです。
そういった考えが状況を見直し、健康的なチャレンジ精神をもたらしてくれます。
4.本当の目標を知る
あなたは何か目標を持っていますか?
自分の人生において、まず自分が人生で何をやりたいのかを知り、次にその欲求に素直になる事が大切です。お金持ちになりたいという目標があったとしても、お金持ちというのは抽象的な目標です。お金持ちになって何をやりたいのかという明確な目標を持つ事が大切です。
5.未来から今を眺める
今あなたが110歳だったらどうでしょうか。
そして今現在の自分に出会えるとしたらあなたに何を伝えますか?
110歳であれば、自然と死を意識する事もあるでしょう。
そうした人生の最後を意識して、現在自分がどんな事をしたいのか、どんな事を思い最後を迎えたいのかを考えてみましょう。
過ぎた時間は戻ってはきません。1分1秒が今過ぎている中で私たちは生きています。
本当にやりたい事は何なのか、どう最後を迎えて死ににたいのか。もっと幸せになるにはどうしたらいいのか、一瞬一瞬を意識して生きましょう。
私も死を意識して自分は何をしたいのか、常に考えて過ごすようにしています。
いかがでしたでしょうか?
一部のご紹介でしたが、この本では他にも人生を改めて考え、よりよく幸せになるための考え方が多く紹介されています。この本をきっかけにあなたの人生についてもう一度考え直して見てはいかがでしょうか?